組合員の皆様へ
購買・販売

果実販売動向

贈答向けリンゴ出荷量前年対比115%

着色系統は葉摘みなしでも容易に色付く

 早生種の販売については、8月下旬からサンつがる・きおうの出荷がスタートしました。しかし、梨やブドウ等果実全般に潤沢な入荷が続き、価格は右肩下がりでリンゴについても荷動きは緩慢となり、価格についても下げ基調で推移しました。9月中旬からは本県産の流通量の増加に伴い、売価を一段下げ、値頃感を出して売場拡大を図りましたが残暑によりリンゴ自体が活発でないこともあり、価格については総じて下げ基調の販売となりました。9月後半になると入庫数量の少なさから36・40玉を中心に引き合いが強く、荷動きは活発になり価格は堅調に推移しました。しかし、小玉については企画の少なさから下げ基調での推移となりました。
 中生種については早生種の早期終了や、トキがサンつがる同様に小玉傾向であることや、海外市場からの引合いも強いことから、全体の流通量が減少し、国内市場が品薄傾向となり、高値基調で推移しました。また、ミカン、柿ともに入荷数量が増えず、リンゴの売り場は維持されました。しかし、早生ふじの大玉、トキの小玉については企画が少ないことに加え、流通在庫が増量していることから価格は下げ基調の販売となりました。
 晩生種については、11月・12月の長野県産サンふじ等が春先の霜害や台風の影響で流通量が少なかったことから、贈答需要時期で活発な荷動きとなり、上位等級品や蜜入り等のこだわりアイテムが堅調に推移しました。しかし、下位等級品や小玉果については下げ基調で推移し、二極化現象となりました。
 年明けからは、全般に売価高で荷動きが鈍く、下げ基調で推移しました。また、色薄、キズ果等の下位等級品の発生率が高く、数量、品質面ともに懸念材料を抱えたままの販売が続きました。一方、台湾を中心とする輸出向けは不況に加え、単価高や競合国が豊作であったことから昨年ほどの勢いはなく、1月では前年同期比の7割となりました。また、春節が早いことから春節需要の切り上りも早く、国内へシフトしたため下位等級品を中心に国内流通量が飽和状態となりました。さらに、リンゴが利益商材で売価が高めに設定されていることから荷動きは鈍く、下げ基調で推移しました。
  2月はイチゴの2番果が本格化し潤沢な入荷で売価設定を下げ、荷動きが活発となり売場は拡張されました。そのような中リンゴについては、消費宣伝を実施し一定量の売り場の確保ができたが、サンふじの色薄・小玉果等下位等級品の流通量が依然として多く荷動きが鈍い状況が続き、さらに王林のヤケの発生が目立ち始め厳しい販売状況となりました。その後は、小玉果の販売企画により荷動きは回復傾向になったものの、下げ基調のまま有袋ふじに切り替わりました。

贈答向けこだわりリンゴの不足

 こだわりリンゴについては、出荷実績で前年比115%と毎年増加傾向となっており、年末の「飛馬ふじ」・「みつまるくん」などの贈答需要製品が不足しています。
 飛馬ふじについては、消費者のみならず市場やバイヤーからも評価が高く、糖度が高いうえに外観も非常に良いことから積極的に飛馬ふじ栽培に取り組んで下さるようお願いします。
サンふじについても、「みつまるくん」として蜜入りリンゴの確保が必要なことから、早くからの葉摘みをせず、尚且つ適期収穫が出来るように作業を進めましょう。
 時代は消費者ニーズに合わせた生産が必要となり、消費者の心を掴むには生産から市場まで一体となって取り組むことが求められています。こだわり栽培を増やしていくためには、晩生種の品種構成についても見直す必要があることを考えていかなければなりません。

極早生・早生種の軟質果問題

極早生種「恋空」の着色目安

極早生等は硬度重視で収穫
軟質果が問題視されることから着色目安の確認を

 恋空やサンつがるは軟質果が問題となっています。多少の葉形・枝形がついても硬度重視で収穫して下さい。
 着色を重視するあまり軟質化が進み、消費者の手に届くまでには収穫時よりも軟質となりますので注意しましょう。着色については写真の通り収穫して下さい。

葉取らず品種の色薄

 入庫数量が増加とともに色薄が多く、等級割合で見ると50%以上が色薄となっています。「葉取れず」リンゴではなく、「葉取らず」リンゴだという意識で取り組んでいただき、葉摘みを最小限で留める分、玉回しをして着色管理に取り組んで下さい。
 葉とらずリンゴについては、色付きの良い系統を選ぶことによって、作業軽減にも繋がります。着色管理においては、支柱入れや徒長枝などで受光態勢を整えることを基本としながら、反射材を敷いてツル回しを行ないましょう。
 葉とらずサンふじの精算単価ランキングの上位と下位を比較してみると圧倒的な価格さがあり、葉とらずサンふじの高値精算は一箱あたりのサンふじの単価を上回る生産者もいます。ただ単に着色管理が間に合わなかったサンふじではなく、葉摘みの時期からしっかり計画的に葉とらずリンゴを栽培して高値精算にも結び付けましょう。

 

選果時に見られた問題

 王林ではヤケ、ジョナゴールドでは輪紋病や土壌菌による腐れ果が目立ちました。ジョナゴールドについては袋かけ前に実洗いし、収穫時に土壌菌を付着させない作業を心掛けて下さい。
 王林についてはヤケの発生を防ぐため、適期収穫をして下さい。ヤケは7月から8月の高温により果実に日焼け症状が発生することから、真夏日や高温が続くと予想される場合は、徒長枝の剪定や支柱入れの作業は控えましょう。着色期の高温は日焼け及び着色不良を引き起こすことから、早期の葉の摘み過ぎも避けましょう。また、星の金貨・名月・トキ・シナノゴールド等の黄色品種についても、押しキズが目立ちますので収穫時には注意して下さい。

 

イフコン出荷のお願い

イフコンのマットに穴を開け改善

 29年産もイフコン出荷を実施しますので、ご理解とご協力の程よろしくお願いします。
 イフコンを使用した場合の入庫は、出荷までに要する時間の大幅な短縮に繋がっています。また、早生ふじ系の売場も他県産サンふじが出揃うまでの販売となっていることから販売期間は限定され、この課題をクリアするために実施しています。確実なお金を取れる方法となりますので、精算額の増加を目指すためにもご協力をお願いします。また、イフコンに使用するマットについては、雨降り時にイフコンの中に水がたまらないよう穴を開け、改善しました。

 

省力化の取り組みについて

 29年産からサンふじ限定で選果・入庫を区分し、省力選果サンふじの取扱いを実施します。選果基準は加工以外全て込みとし、「省力選果サンふじ」として入庫していただきます。ただし、「省力選果サンふじ」で入庫した場合、別精算となり選果料を徴収いたします。また、近年の天候不順や人手不足による影響から、期日入庫までに間に合わない生産者が増加していることから、前期・後期と分けた入庫期日とし、別精算制度を導入いたします。詳しい精算制度の内容については、決まり次第報告いたします。

湯口SS 7月のイベント情報

毎週木曜日は特売日・第2、第4火曜日はポイント3倍デー・毎月10、20日は灯油特売日

(JA相馬村広報 2017年6月)

 

Copyright(C) JA Village Souma. All Right Reserved.